定義済みのデータ ソース

このページでは、Performance Explorer に使用できる定義済みのデータ ソースの一覧を示し、Performance Explorer が監視できるサーバー タイプごとに固有のインストールと構成要件の概要を説明します。

システム インストールと構成の要件
.NET PerfMon を使用した .NET CLR と ASP.NET
Active Server Pages Performance Explorer では、カスタム構成なしで Active Server Pages を監視できます。表示できるカウンタは、インストールされている IIS のバージョンによって変わります。
  • IIS 5.1/6.0 (PerfMon 使用)
Apache Apache Web Server の監視がサポートされるのは、次の各 OS です (rexec を使用):HP-UX、Linux、Solaris、OSF1。

Apache Web Server では、組み込みのステータス レポート機能の使用を選択できます。それには、mod_status モジュールを組み込む必要があります (デフォルトで実行)。さらに詳しい情報を取得するには、コンパイル オプション ExtendedStatus On を選択します。ステータス レポートを有効にするブラウザを foo.com ドメインからに限定するには、構成ファイル access.conf にコードを追加します。Apache の構成は、一連のファイルで管理されます。これらのファイルは、通常、/usr/local/apache/etc、または /usr/local/apache/conf (Solaris)、/etc/httpd/conf (Linux) にあります。デフォルトでは、次のコードは、構成ファイルの 1 つの中でコメントアウトされています。

<Location /server-status> SetHandler server-status 
order deny, allow deny from all allow from.foo.com 
</Location>				 

コメントアウトしない場合は、それを Apache のメイン構成ファイル httpd.conf に追加します。Allow 文が正しいことを確認します。サーバーを再起動します。サーバーのパフォーマンス モジュールを確認するには、ブラウザに次の URL を入力します。

http://hostname/server-status?auto

次のメッセージと同様のレスポンスが返れば、監視機能は有効です。

Total Accesses: 210

Total kBytes: 94

CPULoad: .000278279

Uptime: 366539

ReqPerSec: .000572927

BytesPerSec: .262608

BytesPerReq: 458.362

BusyServers: 1

IdleServers: 6

Scoreboard: ______W.................................................................................

注: デフォルトの Apache 監視は、Telnet が有効になっている場合にのみ機能します。Telnet が無効の状態で Apache サーバーを監視するには、デフォルトの Rexec コマンドではなく、次の例に示すような WGet コマンドを使用します。

wget -q -O - http://hostname/server-status | grep "requests/sec" | cut -c5- | cut -d\ -f1

アプリケーション In-Depth

AppDynamics Diagnostics:組み込み

dynaTrace Diagnostics:組み込み

ASP .NET PerfMon を使用
BEA WebLogic 8.x、9.x、10.x、11.x

Performance Explorer では、WebLogic 8.x サーバー、9.x サーバー、10.x サーバー、および 11.x サーバーを監視できます。BEA WebLogic 8.x および 9.0 から 9.1 を監視するには、JNDI プロトコルを使用して、Management EJB (MEJB) 経由で MBean Server に接続します。バージョン 9.2 以上では、IIOP を通して JSR-160 が使用されます。デフォルトの接続パラメータは、Performance Explorer であらかじめ構成されています。

WebLogic Server 11.x のサポートには、次のものが含まれます。
  • WebLogic Server 11g (10.3.1)
  • WebLogic Server 11gR1 PS1 (10.3.2)
  • WebLogic Server 11gR1 PS2 (10.3.3)
  • WebLogic Server 11gR1 PS3 (10.3.4)

正しいクラスパスを構築するため、アプリケーション サーバーのインストール ディレクトリ (その場所へのアクセス権) を Performance Explorer に設定する必要があります。

JMX ブラウザから、監視対象の MBean 属性を選択できます。簡易 JMX プロファイルを使用して、対象となる MBean を事前に選択できます。

SNMP も使用します。

Borland Application Server 6.6 Performance Explorer では、IIOP 上の Corbaloc プロトコルを使用して、JSR-160 経由で Borland Application Server 6.6 を監視できます。アプリケーション サーバーは、IIOP 経由で MBean Server にアクセスできるように構成する必要があります。

正しいクラスパスを構築するため、アプリケーション サーバーのインストール ディレクトリ (その場所へのアクセス権) を Performance Explorer に設定する必要があります。

JMX ブラウザから、監視対象の MBean 属性を選択できます。簡易 JMX プロファイルを使用して、対象となる MBean を事前に選択できます。

一部の MBean では、Borland Application Server にパッチ 7697 を適用する必要があります。

カスタム データ
  • JMX データ
  • NT パフォーマンス モニタ データ
  • Rexec データ
  • SNMP データ
F5 Labs 3DNS SNMP を使用
Helix Server PerMon を使用
IBM Universal Database DB2 スナップショットを使用
IBM UniversalDatabase DB2 7.1 PerfMon を使用
IBM WebSphere Application Server 6.1 Performance Explorer では、アプリケーション サーバーのカスタム構成なしで、 WebSphere Server を監視できます。

JNDI プロトコルを使用して、Management EJB (MEJB) 経由で MBean Server に接続します。デフォルトの接続パラメータは、Performance Explorer であらかじめ構成されています。

正しいクラスパスを構築するため、アプリケーション サーバーのインストール ディレクトリ (その場所へのアクセス権) を Performance Explorer に設定する必要があります。Performance Explorer では、監視を行うために、同じバージョンの IBM JVM を使用する必要があります。

JMX ブラウザから、監視対象の MBean 属性を選択できます。

WebSphere の JMX 監視を行うには、IBM JDK を指定する必要があります。

IBM WebSphere Application Server 7.0、8.0、8.5 Performance Explorer では、アプリケーション サーバーのカスタム構成なしで、 WebSphere Server を監視できます。これは、管理セキュリティとインバウンド CSIv2 トランスポート層が有効となった WebSphere Server 7.0 には適用されません。その場合は、SSL が必要です。詳細については下記の表を参照してください。

JSR-160/Plain IIOP プロトコルは、Management EJB (MEJB) 経由で接続 MBean Server に接続するために使用されます。デフォルトの接続パラメータは、Performance Explorer であらかじめ構成されています。

正しいクラスパスを構築するため、または追加の JVM パラメータを正しく設定するため、アプリケーション サーバーのインストール ディレクトリ (その場所へのアクセス権) を Performance Explorer に設定する必要があります。

WebSphere の JMX 監視を行うには、同じバージョンの IBM JDK を指定する必要があります。WebSphere サーバーで管理セキュリティが無効化または有効化されていて、インバウンド CSIv2 トランスポート層が TCP/IP の場合は、SUN JDK を指定することができます。

JMX ブラウザから、監視する MBean 属性を選択できます。

Internet Information Server 5.1、6.0、7.0、7.5 Performance Explorer では、カスタム構成なしで IIS Web サーバーを監視できます。

SNMP は、カスタム監視構成を使用する場合に限りサポートされます。IIS をインストールする前に、Windows NT SNMP サービスをインストールする必要があります。

JBoss 4、5、6、7 Performance Explorer では、アプリケーション サーバーのカスタム構成なしで、JBoss 4、5、6、7 を監視できます。JNDI プロトコルを使用して、Management EJB (MEJB) 経由で MBean Server に接続します。デフォルトの接続パラメータは、Performance Explorer であらかじめ構成されています。正しいクラスパスを構築するため、アプリケーション サーバーのインストール ディレクトリ (その場所へのアクセス権) を Performance Explorer に設定する必要があります。JMX ブラウザから、監視対象の MBean 属性を選択できます。2 つの 簡易 JMX プロファイルを使用して、対象となる MBeans を事前に選択できます。
JBoss 5、6、または 7 サーバーにリモートからアクセスするには、JBoss がデフォルトの場所 [127.0.0.1] ではなく、サーバーの外部 IP アドレスを指している必要があります。JBoss が外部 IP アドレスを指すようにするには、以下の処理を実行します。
JBoss 5
JBoss アプリケーション サーバーの run.conf.bat に、以下の設定を追加します。set "JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Djboss.bind.address=<サーバーの外部 IP>
JBoss 6
コマンド run.bat -b 0.0.0.0 を使用して、コマンド ラインから JBoss アプリケーション サーバーを開始します。
JBoss 7
コマンド Standalone.bat -b 0.0.0.0 -Djboss.bind.address.management=<使用するサーバーの外部 IP> を使用して、コマンド ラインから JBoss アプリケーション サーバーを開始します。
Micro Focus Enterprise Server Performance Explorer では、アプリケーション サーバーのカスタム構成なしで、Micro Focus Enterprise Server を監視できます。
注: 監視は、Windows プラットフォームでのみサポートされます。

Micro Focus Enterprise Server の監視プロジェクトをセットアップするには、データ ソース ウィザード から Micro Focus > Micro Focus Enterprise Server > System (perfmon) を選択します。

接続パラメータ ダイアログで 属性設定 をクリックして、属性設定 ダイアログを開きます。

  • #Perfmon.User - Value フィールドに、監視するサーバーの Windows ユーザー名を入力します。
  • #Perfmon.Password - Value フィールドに、対応するパスワードを入力します。
  • #Perfmon.Domain - Value フィールドに、監視するサーバーのドメインを入力します。
  • #Region Name - Value フィールドに、領域名またはサーバー名を入力します。
Microsoft Proxy Server 2.0 Microsoft Proxy Server は、パフォーマンス モニタにより監視されます。

特別な構成は必要ありません。

オペレーティング システム データ オペレーティング システム データは、次のプラットフォームで監視できます。
  • Windows
  • Linux
    • システム (rexec:vmstat)
    • システム (rstat)
    • システム (ucd snmp)
  • Solaris
    • システム (rexec:mpstat)
    • システム (rexec:vmstat/iostat/df)
    • システム (rstat)
  • HP-UX
    • システム (rexec:vmstat/iostat)
    • システム (rstat)
  • AIX (rstat を使用)
  • Unix (rstat を使用)
  • OSF1
    • システム (rexec:vmstat/iostat)
    • システム (rstat)

ホストで使用可能な場合、プロセッサ利用状況、ディスク使用率、スワップ ファイル利用状況、およびネットワーク パケットなどの情報を監視できます。

Microsoft システムでは、オペレーティング システム データはパフォーマンス モニタにより監視されます。UNIX システムでは、Remote Execution Daemon を実行する必要があります。このようなデーモンは、UNIX システムではデフォルトで実行されます。

注:

Rexec:vmstat を使用して値を取得するとき、Performance Explorer により他の測定の値に反映される場合があります。これは、特定のサーバーの VMSTAT が想定しない列に値を返すことにより起きることがあります。

Performance Explorer が VMSTAT から値を受信することを想定している列は、realtime.ini で定義されます (C:\Program Files\Silk\Silk Performer 19.5\Include)。必要な測定の値を正確に取得するために、このファイルにある列の値を編集できます。

たとえば、サーバーが System\CPU Usage System の値を列 13 に返し、一方 Operating System Data\Linux\System (rexec:vmstat) では列 14System\CPU Usage System に使用します。この動作を訂正するには、realtime.ini を編集する必要があります。

Oracle SNMP と v$sysstat を使用
Oracle 9、10、11、12 PerfMon を使用

Performance Explorer は、カスタム構成を使用しないで Oracle 9、10、11 および 12 サーバーを監視できます。ただし、Windows パフォーマンス モニタ用の Oracle カウンタは、デフォルトの Oracle インストール オプションではインストールされません。カスタムのインストール オプションで、使用可能にする必要があります。Oracle サーバーの監視に関する詳細情報は、Performance Explorer ヘルプの「Oracle のパフォーマンスを監視する」のセクションを参照してください。

Oracle Application Server 10.1.3 Performance Explorer では、アプリケーション サーバーのカスタム構成なしで、Oracle Application Server 10.1.3 を監視できます。

JNDI プロトコルを使用して、Management EJB (MEJB) 経由で MBean Server に接続します。デフォルトの接続パラメータは、Performance Explorer であらかじめ構成されています。

正しいクラスパスを構築するため、アプリケーション サーバーのインストール ディレクトリ (その場所へのアクセス権) を Performance Explorer に設定する必要があります。

JMX ブラウザから、監視対象の MBean 属性を選択できます。簡易 JMX プロファイルを使用して、対象となる MBean を事前に選択できます。

Oracle Forms Application Server
PeopleSoft
  • アプリケーション サーバー (BEA Tuxedo)
  • データベース システム
    • IBM Universal Database DB2 (スナップショットを使用)
    • Oracle (v$sysstat を使用)
  • オペレーティング システム
    • AIX (ssh を使用)
    • HPUX (ssh を使用)
    • Solaris (ssh を使用)
  • プロセス スケジューラ
    • Oracle
    • SQL Server 2000
  • Web サーバー
    • Apache
    • BEA WebLogic (SNMP を使用)
SAP と SAP V7 SAPGUI Monitoring、SAPGUI OS-Monitoring
Secure Shell
Silk Central 2008、2008 R2、2009、2009 R2、2010、2010 R2、2011 アプリケーション サーバーとフロントエンド サーバー
Silk Performer 19.5 コントローラ このセクションのパフォーマンス測定値は、現在実行中の負荷テストの影響を受けます。 特にメモリ、CPU、応答性などの健全度値はすべてのエージェント全体にわたって悪い値を示します。
Silk Performer 19.5 エージェント このセクションのパフォーマンス測定値は、選択したエージェントの観点から現在実行中の負荷テストの影響を受けます。
SQL Server 7.0、2000、2005、2008、2008 R2 PerfMon を使用

SQL Server の最上位バージョンは、パフォーマンス モニタを使って監視できます。

特別な構成は必要ありませんが、パフォーマンス モニタのすべてのカウンタが SQL Server が動作しているサーバーで有効であることを確認します。

SUN JVM 1.5、1.6、および 1.7 EJMX と JMX MBeanServer を使用

Performance Explorer では、RMI プロトコルを使用して、JSR-160 経由で SUN JVM 1.5、1.6、および 1.7 を監視できます。プラットフォーム MBean Server を使用するアプリケーションまたはアプリケーション サーバーはすべて、この方法で監視できます。カスタム構成は必要ありません。

JMX ブラウザから、監視対象の MBean 属性を選択できます。簡易 JMX プロファイルを使用して、対象となる MBean を事前に選択できます。

ターミナル サービス PerfMon を使用
あらかじめ設定されている VMware ESX Server SNMP を使用
Windows Media サービス PerfmMon を使用

セキュリティ設定

WebSphere のバージョン

無効な管理セキュリティ 有効な管理セキュリティインバウンド CSIv2 トランスポート層 = TCP/IP 有効な管理セキュリティインバウンド CSIv2 トランスポート層 = SSL サポート 有効な管理セキュリティインバウンド CSIv2 トランスポート層 = SSL 必須
7.0.0.27 + + + - *
8.0.0.5 + + + +
8.5.0.1 + + + +
*) 正常に接続しましたが、一部の MBean にアクセスできません。